本日は国や地方公共団体からの登記などの依頼をうける公嘱協会の業務研修会に出席
研修会といっても内容はハードなもので、午前は業務に関する研修をみっちり行い
午後は東京財団というシンクタンクより講師をお招きして講演など盛りだくさん。
東京財団さんからの講演の内容は、山林などの自然資源を求めてくる外国資本の話と、また山林などの
資産価値の乏しい土地の所有者の不明化の話でした。これらは土地所有制度の問題点を
とらえているもので、土地家屋調査士が扱う不動産登記の制度も含めて、制度磨耗がきているのかと
考えさせられました。実際諸外国では土地については、そこまで排他的な所有権を認めていない
ようですし、改めて土地とは何か、国土とは何かということを考えるきっかけになりました。
個人的考えとしてはこれから日本は人が減っていくし、農業なども農業工場のような技術が導入されていくと
土地自体が現在より不必要な時代がくるかもしれないなあと思います。高度経済成長以降は土地は
有用な資産としての色合いが濃かったのですが、時代の流れにより、土地というものに対する考え方、
位置づけ自体を変える日がくるかもしれません。
今日は講演を聴いて、そんなことをぼんやり考えた一日でした