建物の登記は必要か?
- ganbarojapan
- 2014年11月18日
- 読了時間: 2分
私たち土地家屋調査士は仕事柄法務局へよく調査へでかけますが
その際窓口などで建物の登記はすべきかといった質問をなされている方を
お見かけする事があります
まあ現在では法務局に相談窓口がありますので、そちらで相談を受けて
どうするか解決策をとられるとは思いますが、土地家屋調査士として
個人的な意見を申し上げますと、
『登記はすべき』と思います。これは私たちの仕事が登記を扱っているから
そう言っている訳ではありません。
確かに登記をしなかったからといって、過料をとられたケースは私も聞いた事はないです
ですから実質現状はペナルティーがある訳ではありません
(まあ今後はどうなるかわかりませんが)
また誰か悪い人が勝手に登記して所有権を主張するというのも、相当
現実味のない話ではあります
(法務局が登記をする際現地調査なども行うので不正な登記を行うのは難しいでしょう)
ではなぜ登記をすべきなのでしょうか?
私は個人的にはこう思います。手続きが容易な内に為すべきだと思っています
建物表題登記を申請する際には所有権証明書を添付しますが
これらは大抵、建築確認済証や工務店さんの工事完了引渡証明書が主に使用されます
私は相続などの際の未登記物件などを登記することもありますが
さすがに昔の建物は建築確認などが失われている事が多く、また関係者が亡くなられている
ケースも見受けられます。こういう場合も様々な資料を捜してきたり、書類を作成などして
登記自体はできるのですがとても手間はかかります
ですので必要になるまでほっておくのではなく、早めに登記をなされることをお勧めします
(ただしもうすぐ解体するとか建替えする予定がある場合は無駄になってしまうので
登記はすべきではないかもしれません)
いずれにせよ様々なケースがありますので、どうしたらいいか分からない場合は
お近くの土地家屋調査士や司法書士さんなどの登記に精通した専門家か
法務局などでご相談ください
(まずは相談しましょうね)
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